高圧電路の絶縁性能

2020/05/31 12:41



電路の絶縁は、電気を安全に使用する上で重要な要素です。
とりわけ高圧電路に関しては、絶縁性能が保たれないと絶縁破壊により大きな事故・災害に至りかねません。
そこで本項では、高圧電路の絶縁性能について取り上げます。


高圧電路の絶縁性能に関しては、低圧電路の絶縁性能の項で取り上げた「電気設備に関する技術基準を定める省令」第五条第二項と第三項で、その評価方法が規定されています。


評価は「電気設備の技術基準の解釈」で定められて絶縁体力試験の結果によってなされます。
試験内容は下記の通りです。
1、規定の試験電圧を電路と大地との間(多心ケーブルにあっては、心線相互間及び心線と大地との
間)に連続して10分間加えたとき、これに耐える性能を有すること。
2、電線にケーブルを使用する交流の電路においては、規定する試験電圧の2倍の直流電圧を電路と大地との間(多心ケーブルにあっては、心線相互間及び心線と大地との間)に連続して10分間加えたとき、これに 耐える性能を有すること。


高圧電路
における規定の試験電圧は下記の表の通りです。

高圧絶縁耐力試験-768x299.png 32.1 KB



高圧電路の絶縁耐力試験では、上記の太字になった箇所がポイントになるでしょう。


さらに変圧器・回転機・整流器・遮断器・開閉器・計器用変成器などの電気機械器具でも絶縁性能を評価する必要があります。
電気機械器具等は、高圧電路と同様に「電気設備に関する技術基準を定める省令」第五条の第二項と第三項が適用され、評価方法は絶縁耐力試験です。


試験方法は、それぞれの機器ごとに「電気設備の技術基準の解釈」で下記のように定められています。


変圧器
に関しては下記のように規定されています。

変圧器-768x226.png 27 KB



回転機
に関しては下記のように規定されています。

回転機-768x314.png 33.5 KB



整流器
に関しては下記のように規定されています。

整流器-768x291.png 30.8 KB



他にも電路の種類によって下記のように規定されています。

試験電圧他-768x108.png 15.9 KB



すべての絶縁耐力試験に共通している条件は、対象箇所に試験電圧を連続して10分間加えることです。必ず覚えるようにしてください。


高圧電路や電気機械器具の絶縁性能の耐力試験に関しては、数値が少しずつ違います。
この部分では、数値の違いを明確に覚えておくことポイントになるでしょう。
大変ですが、時間をかけてじっくりと暗記するようにしてください。


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