保安規程の制定

2020/06/01 07:16



保安規程とは、事業用電気工作物を設置した場合に作成するマニュアルです。現場で事故がないようにそれぞれの工作物に合わせて作成します。


電気事業法第四十二条では、次のように規定されています。


1、事業用電気工作物を設置する者は、事業用電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安を確保するため、主務省令で定めるところにより、保安を一体的に確保することが必要な事業用電気工作物の組織ごとに保安規程を定め、当該組織における事業用電気工作物の使用の開始前に、主務大臣に届け出なければならない。
2、事業用電気工作物を設置する者は、保安規程を変更したときは、遅滞なく、変更した事項を主務大臣に届け出なければならない。
3、主務大臣は、事業用電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安を確保するため必要があると認めるときは、事業用電気工作物を設置する者に対し、保安規程を変更すべきことを命ずることができる。
4、事業用電気工作物を設置する者及びその従業者は、保安規程を守らなければならない。


保安規程は自主的に制定するだけでなく、主務大臣に届け出が必要です。主務大臣には、必要と判断されれば保安規定の変更を命じる権限も与えられているのです。


つまり、事業用電気工作物の安全を国も見届けているということになります。


そして、保安規程に定めるべき内容は、電気事業法施工規則第五十条第二項と第三項で定められています。
送配電や発電事業での事業用電気工作物に関しては第二項が適用され、それ以外の事業用電気工作物に関しては第三項が適用されます。含めるべき内容は下記の9つです。

  • 事業用電気工作物の工事、維持又は運用に関する業務を管理する者の職務及び組織に関すること。
  • 事業用電気工作物の工事、維持又は運用に従事する者に対する保安教育に関すること。
  • 事業用電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安のための巡視点検及び検査に関すること。
  • 事業用電気工作物の運転又は操作に関すること。
  • 発電所の運転を相当期間停止する場合における保全の方法に関すること。
  • 災害その他非常の場合に採るべき措置に関すること。
  • 事業用電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安についての記録に関すること。
  • 事業用電気工作物の法定事業者検査に係る実施体制及び記録の保存に関すること。
  • その他事業用電気工作物の工事維持及び運用に関する保安に関し必要な事項

保安規程からの出題は、ほとんど選択式の穴埋め問題です。
微妙な違いを区別できるようにしっかり勉強しておきましょう。


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