質問
2020/02/18 14:58

高圧ケーブルのトラブルの原因となる水トリーとはどのような現象ですか?

高圧設備 電験三種
匿名

回答 2 件
斎藤友樹 PRO 電験三種
回答
2020/02/18 14:59

自家用電気設備の高圧ケーブルとして一般的に使用されている架橋ポリエチレンケーブル(CVケーブルなど)の絶縁材・架橋ポリエチレンなどに、製造過程で混入した不純物や欠陥に、水と電界が作用して亀裂が樹枝(tree)状に成長する現象を「水トリー」と呼びます。
ケーブル内の発生する部位により内導水トリー、外導水トリー、ボウタイ状水トリーと呼ばれるものがあり、特に内導水トリーと外導水トリーはケーブルの絶縁性能を大きく低下させ、絶縁破壊事故の原因となります。
高圧ケーブルの更新推奨時期は15年とされますが、地中埋設などの施工条件が悪い場合は劣化が早く進むこともあり、電気事故の予防のためにも高圧ケーブルの交換は計画的に実施する必要があります。

しょーた PRO 保安業務従事者承認(実務経歴5年)第3種電気主任技術者
回答
2020/07/11 02:02

高圧ケーブルの日本電機工業会が推奨する更新推奨年数は、15年ではなく25年となります。水トリー現象は、その発生を通常の絶縁抵抗計(1000V仕様)のものだと、発見しにくいことがあります。それは、樹枝状に枝分かれしたものの長さ・面積が小さい場合です。ですので、高電圧絶縁抵抗計(10000Vまで出力可能)を使って、絶縁破壊するポイントを探します。それでも出てこないときは、絶縁耐力試験装置を使って、抜きます。そうやって探査をしていくのです。
前者の回答は、高圧ケーブルの交換を推奨されておりましたが、高圧ケーブルの絶縁診断を定期的に実施し、劣化兆候を見ておくことで、更新時期を判断することをお勧めします。
※地中埋設よりも架空ケーブルのほうが絶縁破壊するケースが私の経験上多いかもしれません。


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